<名張毒ぶどう酒事件>農薬以外の証拠 弁護団が主張の方針(毎日新聞)

 最高裁が名古屋高裁に審理を差し戻した名張毒ぶどう酒事件で、奥西勝死刑囚(84)の弁護団の鈴木泉団長は16日、名古屋市内で開かれた支援者集会で、最高裁が決定で退けた証拠の正当性も差し戻し審で主張していく方針を明らかにした。

 最高裁決定は、弁護団が提出した新証拠のうち、ぶどう酒に混入された農薬は奥西死刑囚が混入したと自白した農薬ではないとの鑑定結果の証拠価値を認めた。しかし、奥西死刑囚以外にも農薬の混入機会があった▽ぶどう酒瓶の王冠は歯で開けられていない−−など他の四つの証拠は「無罪を言い渡す明らかな証拠には当たらない」と退けた。鈴木団長は「総合的に無罪を立証しており、無罪を確実にするためにも(他の新証拠は)必要」と述べた。【沢田勇】

【関連ニュース】
名張毒ぶどう酒事件:再審開始決定取り戻したい…弁護団長
名張毒ぶどう酒事件:「再審決定を」支援者が高検に要請
名張毒ぶどう酒事件:惨劇の公民館すでに撤去
名張毒ぶどう酒事件:他の新証拠は否定 再審は再鑑定次第
名張毒ぶどう酒事件:差し戻しで奥西死刑囚「希望持てる」

民主、新人議員研修を終了へ(産経新聞)
山崎宇宙飛行士 ISSとお別れ シャトル、地球帰還へ(毎日新聞)
入省したての農水省職員逮捕 女子大生触った現行犯 警視庁(産経新聞)
<平等院鳳凰堂>柱にひっかき傷 アライグマの「犯行」か(毎日新聞)
<文化財保護法違反>30代男聴取へ 矢でシカ死なせた疑い(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。